現実味

「振られた」そんな表現では生ぬるいくらいの失恋でした。
「捨てられた」それが1番シックリくるような気がします。
急に出会い系サイトで「別れたい」といわれた時、まるで夢の中で言われているような気分になりました。
全く現実味がなかったのは、「つい先週までは仲の良い恋人同士だったから」です。
訳の分らぬまま別れていきました。
「・・・知らないうちに別れちゃった」そういう私に心配した友達が集まってくれました。
「まるで捨て犬か捨て猫だよね」そんな自虐のギャグも笑いが巻き起こるはずもありませんでした(苦笑)男の人はもういいかな。
しばらくは信用できないかもしれないな。
そんな思いを抱くようになっていました。
恋愛をしないからって死んじゃうわけじゃないし。
暫くは仕事に打ち込もうと思いました。
だからセフレを作る事が出来た。
「捨てる神あれば拾う神あり」なんていわれていますが、こんな私にも「拾う神」が現れました。
それはとても身近にいた存在の男性。
何でも言い合える関係。
性差の無い関係。
そう思っていた人が「拾う神」だったんです。
近すぎて彼の暖かさや気持ちに私はまったく気が付かずにいたんです。
「この人と恋愛するために私は捨てられたのかもしれない」そんな風に前向きになって、恋愛の意欲が沸いてきたのは失恋から1年を過ぎた頃でした。

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